ムロの小規模な生活

リーマンの雑記帳。車とかバイクとか、キャンプとか。

福島は喜多方から、生存報告を。

さて、仕事を辞めた僕が移住先として選んだのは福島の会津だった。

仲のいい会社の同期と、会津で一旗あげようと、一緒に辞めて、宮崎から車で乗り込んだ。

会津はその同期の生まれ故郷。去年の7月に一度訪れたが、一瞬で心奪われた。東に磐梯山、西に飯豊連峰。広大な会津盆地に猪苗代湖。そして豪雪地の古民家と人の暮らし。奥会津には時が止まったかのような美しい里山の風景が残っている。まさに理想の田舎だった。

 

僕はもともと広島の田舎育ちだから、地元に帰る選択肢も当然ながらあったが、どうせ田舎に行くなら目一杯理想の田舎がいいだろうと考えた。そして、誰も自分を知らない土地で、一から自分の生活を作ってみたかった。そう考えたら半年後には会社を辞めていた。金もほとんどないし、金になるスキルも何もない。自分は今「持たざる者」として会津にいる。

 

というのは若干大げさで、ご縁があって喜多方市の地域おこし協力隊として働かせてもらっている。業務内容は鳥獣対策。田舎暮らしにはもってこいのスキルが身につくと考えたからだ。まだまだ駆け出しだけど、何とか生きている。